技術情報
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AR処理(反射防止): 背景の光源からの反射を防止する機能があり、AR処理(Anti-Reflective)といわれる最高レベルのコーティング方法です。画面が周りの光源からの反射に影響されるのを避ける以外、画面のコントラスト、色の艶やかさなどを向上し、画面をさらに鮮麗にもできます。また、なかにあるUVカット成分もUV作用による高分子ポリマーの劣化スピードを遅くし、LCDの寿命を延ばすことができます。 LR処理: 光源を反射できるが、AR処理と比べれば、レベルが低いコーティング方法です。 MR処理: 光源を少し反射できるが、AR処理と比べれば、レベルが低いコーティング方法です。 AG処理(アンチグレア処理): 液晶ディスプレイの表面に外光が反射して画面が見にくくなることを防止する処理で、AG(Anti-glared)処理といいます。 HC処理(ハードコート処理): 一般的にキズ防止と言われ、PETフィルムの表面にハードコート液体をコーティングし、表面を硬化することによってキズを防止するという処理方法です。台湾のHC処理の技術は成熟していて、今は3Hぐらいのフィルムを製造できます。 異方導電性フィルム(ACFフィルム): 異方導電性フィルム(Anisotropic Conductive Film,ACF)は接合物同士の垂直方向の電気を通過させるが、水平方向の電気には絶縁効果があります。ACFフィルムは粘着剤(Binder)と導電粒子で組み合わせています。ACFフィルムが求められる機能は、接合強度、絶縁インピーダンス、接合インピーダンスと信頼性です。 |